概要
マール社さんから出ている『図説 イングランドの教会堂』の感想です。
『図説 イングランドの教会堂』とは?
マール社から出ているA5サイズの本
マール社さんは、企業努力で良い本を手に取りやすい値段で出版してくれる良心的な出版社さんです。そして、個人的にとくにそれを実感するのがA5サイズの本です。
紙自体をA4からA5に小さくしてコストダウンすることによって「手に取りやすい値段で出版しようとしてくれている」っていうのが伝わってきます。
SNSで「私の推し出版社はマール社さんです!」っていう声を見かけるのも、こういうところも好感度高い&感謝があるからかな~って思っています。
作者は、トレヴァー・ヨークさん
子供時代から古い建築物に興味があり、英国の建築や工学技術についての本を三十冊ほど出版しているそうです。
マール社さんでは、日本版シリーズとして以下が出ています。
1 | 図説イングランドのお屋敷 ~カントリー・ハウス~ |
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2 | 図説 イングランドの教会堂 |
3 | 図説 英国のインテリア史 |
日本版シリーズ第二弾の今回は、イングランドの「教会堂」という構築物を解説してくれます。
「作者のスケッチ&写真+解説」でわかりやすい
このシリーズの特色は、
- 作者のスケッチ(挿絵&図解)
- 写真
- 解説
で、わかりやすく説明してくれる点にあります。
第一部ではイングランドの教会堂建築の通史、第二部では内装や調度品を解説してくれます。
個人的『図説 イングランドの教会堂』の使い方
さっくり眺めて雰囲気を味わう
探訪している気分を味わえるので楽しいです。
イングランドの教会堂を描く資料にする
歴史建築の資料にできます。内装や調度品の解説や資料もあるので内部も描けます。
メイン:創作建築物の資料にする
アレンジして、創作の背景の建築物の資料にします。
とくに石の建築物の資料にもってこいです。
さいごに、ふわっとしたまとめ
イングランドの教会建築って面白い!
なぜなら、他の国の教会建築とは違ったところが見られるからです。
とくに、石!石の建築が良い。大好きです。
石の加工がざっくりしていて素朴な感じ。そういうのが好きなので、第一部第一章の「サクソン時代とノルマン時代の教会堂」が個人的にめっちゃすきです。
参考資料の感想はこちら