この記事の概要
旧版も「作画資料にほしいな〜」と思っていたけど値段的に手が出しづらかった『図解ですべてわかる世界の装飾デザイン見本帳』が、新装版で「値段も手に取りやすくなって新登場!」らしいので買ってみました。
特に、作画資料的な観点からの感想です。
『新装版 図解ですべてわかる世界の装飾デザイン見本帳』のふわっとした感想
『新装版 図解ですべてわかる世界の装飾デザイン見本帳』とは?
そのボリュームと作画資料的価値で、ツイッターで話題になっていた本です。
売り切れ続出で買えない状態が続いていたようですが、続々重版しているみたい。
旧版は五千円台だったのに、新装版は三千円台と値段も手に取りやすくなっています。
買ってよかった点いろいろ
- ざっくり「こういうのが描きたいかな〜」っていうのをパラ見で探せる
- 寸法が載っているのもあるのでスケールのイメージをざっくりできる
- 中華系が結構載っててうれしい(多めなのは明と清時代)
あと、装飾や家具の名称が載っているのが、お役立ちポイントだと思います。
「あれあれ!名前なかなか出て来ない人間」のわしがめには有難い。
ちょっと気になる点いろいろ
- 本文の紙が思いのほかペラい(おそらくコストダウンのため?)
- 寸法が載っていない家具類も普通にある
- 現代もの描かないタイプには不要に感じるページが多めかも
基本的にインテリアデザインや建築の本のようなので、作画資料に使うときには「まあ、そこまで必要ではないな?」って感じの知識も詳し目に載っています。
総合的にみて「普通に買ってよかった」「あると便利な本」
ボリュームが膨大なので眺めているだけでも面白い本です。
どのくらいボリュームがすごいかというと、ぱっと見で「これメール便ダメな厚さじゃない??」と感じたくらい。
家具類だけでなく、観葉植物やら金魚まで載っているし、「寝椅子やソファの寸法わかればラッキー」くらいで買ったわしがめがこの本を最大限有効活用する日は来ないのでは??と疑うレベルです。
あると大分便利な本だと思いました。
それはそれとして、とりあえず活用してみる
ってことで、買ったまま肥やしにしがちなので活用してみます。
+αな資料はこちら
この前新装版が出た、建築や装飾が写真で載っていて名称もわかる本です。
みみずくアートシリーズの文様辞典二冊です。
家具の様式の歴史とか、日本の着物の文様の位置とか載ってて参考になります。
とりあえず椅子か寝椅子かソファを描くぜ
それが目的で買ったので、とりあえずそれで行きます。
まあ、寝椅子がいいな。
とりあえず、
- p.019の古代ローマの寝台
- p.036の寝椅子
- p.222のイギリスのカウチ(寸法あり)
あたりを参考に寝椅子っぽいものを錬成していこうと思います。
そして、これ。
模様とかは見づらかったので、文様の本や建築の本を参考に適当に追加してみました。
追々パラ見でちょいちょい描いて行きたいと思います。