この記事のだいたい
『鳥の描き方』の参考資料を買ってからの変化を、くらべてみるかーと思ったので実行してみました。
本はこちら。安心と信頼のマール社さんから出ている良書です。
さーて、くらべてみるか
くらべるイラストについて
くらべたイラストは、これとこれ。
前に描いた簡易メイキングのすずめです。
さて、公開処刑の時間だぜ(くらべまーす)
うん。劇的という感じでもないけど、明らかにアフターのほうがよくなっている気がします。
ビフォアの「ここどうなってるか写真だけじゃわかんないんだけど」と困惑しながら「とりあえずどうにか」している感じ、今見ても苦笑を禁じ得ないです。
アフターで改善された点・ビフォアで困っていたこと
とくに、
- 背中の羽毛の形状
- 趾(あしゆび)の骨の数
- 羽根の枚数
とかの辺り。
ビフォアでは「困惑」と「やっつけ」を引き起こしていましたが、アフターでは改善していると思います。
鳥の趾(あしゆび)の骨の数なんて、写真資料見てるだけじゃよくわからないですもんね。
ビフォアはその辺やっぱり「ざっくり」「まあだいたいこんなかんじ」でやっつけてあるなあって思います。
2019-07のリターンズ:再びのアフター
2019年の7月に、以下の記事で簡易メイキングした絵です。
今回はヤマガラくんですが、やっぱり『鳥の描き方マスターブック』を参考資料にしてから、構造を知ることができたので描きやすくなっていると個人的に感じます。
さいごに、ふわっとしたまとめ
やはり、資料は大事だなあ
くらべてみて思った感想は、これにつきます。
構造や仕組みを知っているのと知らないのでは、とくに、
- 趾(あしゆび)の骨の数
が「全然違うなあ」って思います。
まあ、微々たる変化なんですけど、『鳥の描き方マスターブック』で個人的にいちばんスッキリしたのがこの点なので、なんどでもいいます!
あと、背中。各部位の羽毛の解説など構造の解説や各部位の名称が役に立っています。
ブログで何回も参考資料として貼り付けちゃうくらい使っています
私が鳥を描くときに、本当に参考になっている資料なので「買ってよかったなあ」と思います。
そういえば、これも役立っている参考資料です
新しい「仲間分け」が反映された図鑑
小学館から出ている鳥の図鑑です。新版のほう。
新版は「鳥の仲間分けが大きく変わった」のが反映されたものらしいです。
以前は見た目の共通点を基準にしていたみたいです。
ですが、最近ではDNAをくらべて分類しているのだとか。
参考になっている理由いろいろ
中身は、「標本画(細密なイラスト)」+「写真」といった感じ。
『新版 鳥』で、非常に参考になった点は、
- 骨格標本が載っている
- ハシブトガラスの骨格標本の写真(前方ななめ一枚のみ)
- 飛び方の種類が解説されている
- フラッピング
- 波状飛行
- etc.
- 飛び方が解説されている
- キバタンの写真(折り込みの見開き)
とかのあたりです。
つまり、飛び方のメイン参考資料はこれです。
付録DVDにも「空を飛ぶためのひみつ」があり、飛び方を映像で見られるので楽しいし、参考になっています。
これ以外でも、全体的に細密なイラストで載っているのと、標本画を描いている方が複数いることもあり「塗りをどういうデフォルメにするか」といった参考にもなるなあと思っています。